大きく変わったのは、原稿を書く順番。執筆にかかる時間が確実に短くなりました
今回お話を伺ったのは、出版社に勤めながらチョコレート探究家としても活躍する荒木千衣(あらきちえ)さん。チョコレート探究家がどのような活動をしているのか、ライティングゼミへ来てくれたきっかけや、チョコレートの魅力を伝える活動の裏側と軌跡、そして講座を通じたライティングの気づきなどを伺いました。
Q1:出版社に勤めながらチョコレート探究家としても活躍する荒木千衣さん(通称:アナさん)。実は、私とアナさんは、期は違うながらも、同じ勉強会に通っていたという共通点があります。まずは今日、この珍しい肩書で、どんな活動をされているか教えていただけますか?
A1:普段は都内で会社員として働きながら、チョコレートを探求しています。具体的に何をしているかというと、1年間に1000種類のチョコレートを食べようと決めた2016年5月以降、毎日チョコレートを食べ続け、ブログとTwitterで発信しています。1日に食べる数は平均して3種類で、今まで味わったチョコレートは5500種類にのぼります。
Q2:そんなチョコレート探求家のアナちゃんが、どうしてさとゆみビジネスライティングゼミを受けに来てくれたんでしょう?
A2:まったく素人ながらも発信を続けていたら、チョコにまつわるお仕事の依頼をいただくようになったことがきっかけです。その中でも、執筆やインタビューなどのご依頼がここ最近で増えてきました。だけど、ブログにちょっとした感想くらいしか書いていない私には、2000字を超えるような長い文章を書く経験やスキルも無く、素人ながら、どうやって記事を書けばよいのか悩んでいたんです。
そんな時にさとゆみさんがライティングゼミ1期生の募集をされていたのを見かけて、藁にも縋る思いで応募しました。
Q3:執筆のお仕事はどういう媒体から受けているんですか?
A3:最初にいただいた依頼は、雑誌からのお仕事で、チョコレートの監修をするものでした。また、ここ最近は、「旅色」さんという旅をテーマにしたウェブマガジンや、チョコレートをテーマにしたお菓子関係の媒体での記事です。「The Chocolate Journal」というウェブメディアでは、高級チョコレートからカジュアルチョコまで、いろんなジャンルを紹介する記事を定期的に書く予定です。
Q4:そこで自分なりの文章を書けるようになりたいという動機で受けてくださった講座、いかがでしたか? キツくなかったですか?(笑)
A4:ライティングに関しては、まったくの素人だったので相場がわからず、「こんな感じなのかなぁ」という感じでした(笑)。毎週1回、朝9時から1時間半の開講スケジュールも、私の生活には合っていたと思います。受講した後にそのまま仕事を始める流れになって、ゼミで刺激を受けて色々考えながら仕事に入れるのが、とても良かったです。夜の予定もそのまま空けられますし。
あとは、まったく書いたことがない私のような素人と、プロとして活躍されている方が同じ講座にいらっしゃるのが不思議な感じと言いますか。お互いの原稿を読む課題では「あぁ、みなさんすごく上手い文章を書かれるなぁ」と思って。そんな原稿を読めることも、私にとってはすごく勉強になりました。
ゼミの3ヶ月間だけ集中的に頑張る!と思ってひたすら付いていきました。そうやって続けていくうちに、だんだん終わりが近づくことに寂しさも感じていました。もし、ゼミの期間が3年だときつかったと思いますけど(笑)。
Q5:アナちゃんは積極的に質問や発言をしてくれて、前向きに受講してくれていました。私たちが出会った勉強会もそうですけれど、ほかにもいろんな習いごとをしてきたのかしら?
A5:そうですね。もともとやりたかったトランペットも習っていますし、あとは、スイミングスクールに3ヶ月ほど前から通い始めました。バタフライまで全部のフォームで泳げるようになりたくて。そこで感じたのは、スイミングもライティングに通ずるものがあるな、と。
Q6:え? どういう風に繋がってるの? 気になる。
A6:私が通っているのは、スイミングスクールで、指導者1人に対して生徒が10人くらいいるところです。ここで学んだのは、泳ぎを習得するにも、小手先のテクニックだけでどうにかなるものではなくて、まずは基礎が大切だということです。次に、まず自分で泳いでみないことには、先生は泳ぐフォームなど指摘ができないということ。そして、他の人が泳ぐ姿を見るから、その気づきも勉強になる。上手い人のフォームを見ることもそうですし、自分と同じ癖を持つ人を指して「あなたもこうなっているよ」と先生に教えてもらうこともあります。
これってライティングにも通じるな、と思ったんです。ライティングもやっぱり、基礎のフォームが大事なんだなって。実際に自分が書いた原稿に添削でアドバイスをもらう部分も似ているし、同期生の原稿を読んで、たくさんの気づきを得られたことも共通しているな、と改めて感じました。
毎週末、スイミングスクールで「めっちゃライティングみたい~!」って思いながらクロール、平泳ぎ、背泳ぎをやっています(笑)。
Q7:なるほど。たしかに、自分の文章ではわかりにくいような書き癖も、自分の文章の良さも、人の文章の中に並ぶと見えてくるところがありますよね。話を聞いていると、チョコにトランペットに水泳にライティングに……。アナちゃんの生活って、すごく充実してるよね。
A7:私、佐賀県出身なんですけど、社会人になって初めて東京に住み始めたので、楽しみ尽くしいう気持ちが強くあります。たとえば、映画館が遅くまでやっていることから、いろんな習いごとができるっていうことまで全部東京の魅力で。テレビの観覧にもよく行きますよ。裏側でどうやってスタッフさんが番組作りをしているかを見れるのが楽しいなと思って。出版社勤めをしているのも、世の中にコンテンツが出ていくことの裏側を見たい気持ちがあるかもしれません。
Q8:出版社ではマーケティングの部署ですよね? 出版社への就職は、学生時代から希望していたんですか?
A8:就職活動の時は業界にはこだわっていなくて、出版社以外に、旅行会社や鉄道会社なども受けていました。受ける時も、自分の志望動機が書けるくらい「ここに行きたい」というハッキリした気持ちがある会社だけを選んでいて。業界への憧れよりも、働いてみたいと思う会社しか、志望動機が書けなかったんですよね。
Q9:アナちゃんっていつもにこにこしていて、好感度の高い女子というイメージだったけど、今伺ったエピソードそれぞれに、意思の強さが感じられますよね。
A9:意思が強いというより、やりたいこととやりたくないことがハッキリしているのかもしれません。やりたいことだったら、苦があったとしても「どうしたら乗り越えられるか」を考えられます。あとは、人が考える幸せの基準に惑わされない、というモットーは自分の中で持っています。
Q10:人が考える幸せの基準に惑わされない! それ、めちゃくちゃ大事。どこからそう思うようになったの?
A10:「VOGUE」のウェブの記事で黒柳徹子さんが仰っていたんです。「あの人が綺麗だとか、お金をたくさんもらっているとか、他人と比べたってしょうがないのよね」って。それを読んだ時、同じ考えが私の中にもあるなと気づいて。
「これが幸せだよね」、といくら人が話をしていても「でも、私はこっちのほうが幸せだもんなぁ」と思うんです。そして、私は幸せの沸点が低いので、ちょっとしたことで幸せだし、楽しいです。
Q11:アナちゃんはそうやって人生を楽しんでいる様子がこちらにも伝わってくるのが素敵だよね。
先ほど、チョコレートをきっかけにいろんな活動のオファーが来たということでしたが、発信に何らかの工夫をしてきたのでしょうか。何かを目指したり、目標があったりして発信を続けてきたんですか?
A11:特に意識はしてこなかったんですけど、私は運が良かったんですよね。出合ったチョコレートについてブログに残していくこと、Twitterと連携して発信していくこと。この2つで、いろんな機会をいただけました。そう考えると、「続ける」ことが、私なりにできることなのかもしれません。
それでもやっぱり、もっとニッチなところを色々と狙って考えていきたいのが本音で。というのも、私は「タモリ倶楽部」に出ることが夢なんです(笑)。それを叶えるためには、チョコレートの中でも、「自分だけがやっている何か」がないと難しいなと思っています。それが何なのかは、今も探しているところです。
Q12:「タモリ倶楽部」ですか! アナちゃんはこれから、どこまで行ってしまうのだろう(笑)。
A12:どこに向かおうとしているかと言われると、「会社員を続けながら、そういう自分が楽しいと思えることを続けていきたい」というのが、私の人生の目標なのかもしれないです。
Q13:まずは宣言することが大事だし、決めればだいたい叶うから、「タモリ倶楽部」の出演もきっと実現できる気がします。チョコレートのことも、ぜひ具体的に聞かせてください。毎日食べるチョコレートは、どうやって買ってるんですか?
A13:毎日、コンビニや百貨店、通販サイトとあらゆるところでチョコレートを探しています。そして、気になるものがあったら、とりあえず買う。手元には常に食べる順番待ちのチョコレートがありますよ。今の時期だったら本当にチョコレートの入った段ボールがクローゼットの中で積み重なっている状態です。
Q14:てっきりチョコレートは冷蔵庫に入れておくものだと思っていました。そのまま置いていてもいいんですか?
A14:冷蔵しなくても、常温でOKなチョコレートがたくさんあるんですよ。コンビニでも百貨店でも、常温で売られていることって多いじゃないですか。今の季節なら、室温で保たれる商品もありますし、むしろ「常温のまま保存してください」というチョコレートもあるくらい。それを可能にする日本の製造技術って本当に素晴らしいなと、しみじみ思います。
もし冷蔵庫で保管するなら、チョコレートを冷やし過ぎない野菜室に入れるのが良いですよ。そういうことも、チョコレート探求の中で初めて知って、本当にいろんな発見がありました。
Q15:今教えてもらったこと、どれもなるほどーと思いました。そうやって買ってきたチョコレートを食べるときは、全部食べるんですか?
A15:ちょっとかじるだけ、とかじゃなくてチョコレート全部を食べますよ。 板チョコだったら、1枚板丸ごとっていう具合に。
Q16:えええ、でも、アナちゃん細いよね? それだけ食べて太らないのはなぜ?
A16:いやいや太りますよ。スイミングスクールへ通っている目的のひとつは、体型維持ですね。スイミングのほかにも、今まで暗闇ストレッチ、暗闇サイクリング、ランニングと、ありとあらゆる運動に挑戦してきました。チョコレートありきの運動です(笑)。そこからスイミングスクールにたどり着いて、今はもう、すべてのフォームで泳げるようになりたい。バタフライまで、全部です(笑)。そういえば、もともとやりたくて始めたトランペットも、腹式呼吸でお腹を鍛えられるんですよね(笑)。
Q17:チョコレートにかける情熱が尋常じゃない! そうやって食べ比べたチョコレートの味や感想を書くとき、書き方で工夫していることはありますか?
A17:私が日々つくづく感じているのは、チョコレートって単に甘味だけではなくて、塩味、酸味、苦味まで広がっていくんだ、ということです。そこへさらに、渋味やフレーバーなどが加わりもするので、チョコレートの風味は本当に様々です。それをちゃんと表現するためは、自分の舌の記憶が頼りなので、味わうときもスマホのメモ帳に記録しています。
文章にするときは、甘いだけじゃなくて、さらにプラスの表現ができるように心がけています。舌の中で風味がどう変化していくかとか、時間で味がどう変わるか、という点も書くようにしていますね。ブログに書く時も、もう一度食べて、味を自分の中で復唱してみる「追いチョコ」もします。食べる時間と場所を変えて食べてみると、それだけで味が変わることもあるんです。
Q18:私がインタビュー記事を書くとき、取材音源を聞き返すのと同じ感じなのかなあ。チョコレートって、奥が深いですね。
A18:そうなんですよ。チョコレートからこんなに世界が広がるとは思っていなかったので、日々日々おもしろいです。今の時点で5500種類のチョコレートを味わいましたが、それでもいまだに衝撃を受けるチョコレートと出合い続けています。私にとってのチョコレートって、最初の頃は趣味のひとつでしたが、今では人生をかけて追及していきたいものになっています。
そして、今日は、さとゆみさんにぜひ紹介しようと思っていたチョコレートがありまして!
有名なモロゾフさんのオンラインショップの中に、毎日21~24時だけオープンする「みみずく洋菓子店」というお店があるんです。そこで売られているレーヴ・ドゥ・ショコラというチョコレートと、ヴァン・デュ・ショコラというクッキー生地でチョコレートがサンドされたチョコレート菓子、ぜひ食べてみてください。毎日3時間の限定販売というレア感も含めて、グッとくるんですよ。そして、日持ちもしますし、「実は、このお店ね…」という小ネタも話のきっかけになるから、プレゼント用にもオススメです。
Q19:そういうの、楽しいね! 先日、ビジネスライティングゼミの卒業式でいただいた3種類のチョコレートも、すごくおいしかった。特に、ハイヒールの形をしたチョコレートは食べたことのない贅沢さで、びっくりしました。そのお礼を言いたかったんです。
A19:良かったです。3種類のうち、アーモンドチョコレートと、マ・ボンヌというチョコレート菓子は白金にあるChocolatier Erica(ショコラティエ・エリカ)さんのもので、ハイヒール型のチョコはアマン東京さんのホワイトデーチョコレート2022ですね。
アマン東京さんのホワイトデー限定チョコは、同じホワイトデーに出るチョコレートでも毎年変わるんです。それがまた限定心をくすぐって堪らないんですよ。ホワイトデー以外の時期にも、素敵なお菓子を売っていますし、アマン東京さんの商品は、手土産に間違いないと思います。
Q20:良いことを教えていただきました。アナちゃんのチョコレート話に惹きつけられて、つい夢中になっちゃった。話を変えて、ライティングゼミのこともぜひ伺いたいです。講座を通じて学んだことってどんなことでしたか?
A20:講座で書くテクニック以前のことから、きちんと学ばせていただいたな、と思っています。特に「全方向に配慮する」という話は、すごく心に残っています。たとえば自分が書いた原稿に対して、他の人が傷付かないか、読み手が表現にドキッとしたり、ズキッとしたりしないかを意識することを教わりました。
講座を受けて、原稿を書くことは、私が良いと思ったことを表現するだけの場ではないんだ、と気が付いて。そもそも、書く前の心持ちがあってこそなんだ、と気持ちが改まりました。それを踏まえて、読者に伝えるということは、書くよりも、取材するよりも前に、その考えを持っていてこそなんだ、と感じています。
私は、講座の初めに「早いスピードで書けるようになりたい」と決意を書きましたが、いま振り返ると、すごく勘違いしていたな、と。ただ、素人の私でも、ライターとしてのテクニックはもとより、そういう姿勢の部分から学んでいけばいいんだな、と思いました。
Q21:意図して人を揺さぶる文章はもちろんあると思うけど、意図せずうっかりとそんな文章を書いていないか気を付けましょう、という「全方向配慮」の話は、しっかり伝えたかったことです。言葉はいろんな人を助けることも、傷付けることもありますからね。ほかに、実際に書くことで何か変わったとか、意識するようになったことはありますか?
A21:講座の中でいただいたアドバイスや技は、いくつも意識して実践しています。特に、書き方で大きく変わったのは、原稿を書く順番です。たとえば2000字の原稿を書くとき、今までの私はずっとタイトルから悩んでいたんですよ。そこで「うーん」と唸って、書き始めた早々から悩む時間に費やしていました。
でも、講座で教わったとおり、チョコレートの名前とかお値段とか味とか、すでに決まっていることをインフォメーションとして書き込んだ上で、ブロックごとに書き進める方法へ変えたんです。すると、2000字のうちの必要文字数は埋まるし、「私、書き始めたぞ」っていう感覚で、執筆がずいぶん進むようになって。最後には原稿全体を見直しますけど、原稿が仕上がる時間は確実に短くなりました。書く順番が変わっただけで、こんなに執筆時間が変わるんだなと思いましたし、とても書きやすくなりました。
Q22:タイトルとリードがいちばん難しいから、私も最後に考えるようにしています。決まっている情報から書き始めることで、走り始めると走り続けられる感じで、書く勢いがつきますよね。推敲はどうやってますか?
A22:これも講座で教えてもらったことですが、スマホで推敲するようになりました。「スマホ推敲」、すごく良いですね。今までは、印刷した原稿で推敲することも無くはなかったんですけど、コピー機が家に無いですし、すぐに印刷できないというネックがあって。スマホで自分の原稿を読み直すと、手軽なのになぜか客観的になれると言いますか、抜けているものに気づけるようになりました。
Q23:「スマホ推敲」は、すごく役立つハックだと私も思います。具体的に役立っていることが1つでも2つでもあったなら、嬉しい。
A23:あとは、基礎的な文章のテクニックで言うと、赤字で入れていただいた「一文を短く」は今でも書くときに意識しています。
丁寧にご指導いただいた点だったからというのもありますけど、このテクニックって結局は話すことにも繋がっているな、と思いました。というのも、書き方だけじゃなく、話し方も「短く伝える」ようにしたら、話があちこち飛ばなくなったんです。
前までは、話しているうちに違う話題に飛んでしまって、「結局何を言いたかったんだっけ?」となってしまうことがよくありましたけど、今はひとつひとつの話を完結するように意識しています。ライティングゼミでしたが、話し方にも通じてすごく勉強になりました。
Q24:今日、アナちゃんの話し方がすごくわかりやすいし、聞きやすくなっているな、と思いました。アナちゃんは、テレビやラジオも出演されているから、簡潔に話せることは大切な技術。アナちゃんは話している時の「間」がとても上手だなあと感じます。私も講演で大事な話をするときは、これでもかというくらい直前に「間」を作っています。人に聞いてもらいたい話は、なるべく、ゆっくり、小さな声で、短くしゃべった方が良いみたいなんですよ。書く時も同じで、長々と説明するよりも、そっと置いてきた短い言葉の方がみんなちゃんと読んでくれるような気がするから、文章にもメリハリをできるだけつけるようにしています。
A24:やっぱり、書くと話すは繋がるものがあるんですね。ただ、「短く伝える」と言っても、記事のタイトル付けってコピーライティングに近いようでいて、なんだか違いますよね。
普段、会社でデジタルマーケティングの仕事をやっている時に、ふと思ったんですよ。SNSで発信することは、原稿の文章と長さも違ってどちらかというとコピーライティングに近いことなのかなって。だけど、同じ「短文」でも、SNSの文章とタイトル付けも、また違うな、と感じました。
ちょうど、さとゆみさんの著書や、『書く仕事がしたい』の編集者りり子さん(田中里枝さん)との対談、寿木けいさんとの対談(コトゴトブックス企画)で、「コピーライティングはライティングと別物」という話題が上がった時、「たしかに」って、すとんと腑に落ちて。
それまでは、「短く書くイコール、コピーライティングの能力」とぼんやりとイメージしていたんです。でも、短い言葉でハッとさせたり、気づきのある強いワードを編み出したりすることを生業にされている方の仕事とライティングは、また違った技術だなぁ、と感じるようになりました。
Q25:そうだね。そこは私もまだ結論を出せていないので、改めて考えてみます。良い問いをありがとう。最後になりますが、ライティングゼミ2期の受講を考えている方へメッセージをいただけましたらありがたいです。
A25:私のようなまったくのド素人でも、各講座でひとつ以上の学びがありました。かつ、私が入った1期生にはキャリア、年代と様々な方がいらっしゃったことも勉強になりましたし、温かい方々がさとゆみさんの周りにはきっと集まるんだろうな、と思います。迷っている方はぜひ「えいや!」と飛び込んでみてはいかがでしょうか。
(文・構成/ウサミ)
プロフィール
荒木千衣(あらきちえ)チョコレート探究家。これまで食べたチョコレートは、5年半で5,600種を超える。都内の出版社で働くかたわら、ブログ「毎日チョコ生活」を日々更新中。チョコレート検定チョコレートプロフェッショナル(上級)取得。チョコレートを目的とした海外旅は10カ国以上。『東京Walker』チョコレート特集の監修、「朝日新聞」、「日経WOMAN」、フジテレビ系「99人の壁」など、テレビ、ラジオ、イベント出演多数。
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