日本中のドクターを取材して、そのストーリーを届けられるようなライターになりたい
ゼミ1期生にさとゆみがインタビュー。今回お話を伺ったのは、医療ライターとして活躍する安藤梢(あんどうこずえ)さん。医療ライターになるまでの道のりや、ライティングゼミでの学び、今後の目標などを伺いました。
Q1:医療ライターとして活動されている安藤梢(あんどうこずえ)さん。この1問1答シリーズ第8弾は、当初、ほかの方に話を伺う予定だったんですが、音声トラブルがありまして。急遽こずえちゃんにお越しいただきました。ご予定、大丈夫でしたか?
A1:最初、お布団の中にいましたが(笑)、大丈夫です。
Q2:そんなところにお呼び立てして、ごめんなさい(笑)。よろしくお願いします。早速ですが、こずえちゃんのお仕事について教えてください。医療ライターをされているんですよね?
A2:はい。主に医療分野を専門に書く仕事をしています。媒体は色々あって、ドクターに向けて病院やドクターを紹介する雑誌、一般の方向けに病院を紹介する雑誌、病院ホームページ、医療系企業の採用ページなどで執筆しています。ライター歴は9年になりました。
Q3:こずえちゃんがそういうお仕事をされるようになったきっかけは、何だったんですか?
A3:もともとは、出版社で営業の仕事をしていました。とにかく何でもいいから本に関わる仕事をしてみたい、という気持ちで就職したんです。でも、営業先の書店員さんと話をしていくうちに、営業で業績を上げることより、人と話すことの方が好きだな、と気づいたんですよね。そこから、人の話を聞ける仕事をしたいと考えるようになり、聞くだけじゃ難しいから書くことまでできた方が需要はあるだろうな、と考えてライターになろうと思ったんです。
Q4:最初は副業から始められたんですか?
A4:ライターを始めたのは、退社してからです。営業の仕事を一生懸命やりきりたい気持ちもあったのと、同時に準備することがうまくできなくて。ライターの経験やツテもないまま会社を辞めて、ゼロからスタートしました。30代前半の頃です。
Q5:会社を辞めた後、ライターとしてどんな仕事からスタートされたんですか?
A5:最初は、どうやったらライターの仕事ができるかもわかっていませんでした。なので、インターネットで「ライター募集、初心者可」のようなワードで検索をかけて仕事を探したんです(笑)。すごく無謀だったんですけど、1文字1円で紹介文を書いてください、みたいな案件から始めました。
Q6:なんと! そうだったんですね。その仕事から、今の医療ライターにはどうやって繋がっていったんでしょうか?
A6:やっぱり人の話を聞きたかったので、取材ができる案件を並行して探していました。そこで、「取材あり、初心者可」という募集を見かけて、それがクリニックや歯科医院を取材するウェブメディアだったんですよね。
Q7:やりたかった取材の仕事といっても、初心者としてはいちばん難しそうなジャンルじゃないですか?
A7:今考えると、そうですよね。ただ、初心者で取材までさせてもらえるライター案件が、私が当時探していた範囲では、なかなか見つからなくて。私が応募したウェブメディアは、スタートしたばかりの会社だったので、そのタイミングでとにかく人が必要だったのだと思います。
取材先がたくさんあるので、「営業経験があるなら」と、私みたいなライター初心者でも任せていただけることになりました。だから、たまたま医療分野で書き始めたんです。
それから取材をしていくうちに、医療分野と自分は親和性が高いかもしれない、と思うようになって。それで、私はこの仕事をやっていこう、と決めました。
Q8:どういうところで親和性が高いと思ったんでしょうか?
A8:私の父が医者だったということもあるとは思うんですけど、お医者さんの話を聞くことが楽しかったんですよね。純粋に医療への興味もありました。それに、多くのお医者さんは説明が上手で、答えを明確に言語化してくださるので、記事にしやすいところも私にはよかったです。そうした意味で、初心者でも比較的、インタビューしやすい相手だったのかな、と思います。
Q9:なるほど。その当時は、どれくらいの頻度で書いていたんですか?
A9:最初のころは、1時間程度の対面取材から記事を書く仕事で、1週間に1本くらいが精いっぱいのペースでした。というのも、最初の頃は取材音声の文字起こしに苦労したんです。自分でテープ起こしをしていると、必然的に自分の取材を聞くことになって、その取材の拙さに自分でへこんでしまって(笑)。そのダメージに慣れるまで、しばらく時間がかかりました。
Q10:そのペースで書いて、食べていけるくらいの感じでしたか?
A10:その時はもう、「1文字何円」ではなくて、「記事1本あたり何円」という形にはなっていましたけど、まだまだ収入は少なかったです。
Q11:そこからどうやって収入を増やしていったんですか?
A11:それには、3つのステップがあって。まずは、書くペースを上げました。だんだんテープ起こしの時のダメージが減っていったというか、恥ずかしさが薄れてきたこともあって。半年ぐらいかけてペースアップしていき、執筆本数を増やしていきました。
次に、仕事を継続する中で、取材数が増えて、単価も上がっていきました。というのも、仕事を始めて1年くらい経ったころに、病院の取材をご依頼いただくようになったんです。それまでの取材は、1回の取材訪問で1人の先生にお話を聞くという感じでしたが、病院での取材だと、院長先生から始まり、複数の診療科の先生たちにまとめて取材させていただけたんです。そこから、1日に取材できる本数が増え、結果として原稿料も上がっていきました。
さらに、医療業界の中で仕事を横展開させてみました。ほかの媒体で、病院取材ができるライターを募集しているところを探して、仕事を見つけていった感じです。
Q12:理想的な仕事の増やし方ですね。
A12:でも、最初はまったく光が見えなかったです。1文字何円の世界では、いつになったら軌道に乗れるのかわからなかったですし、このペースじゃダメだなという焦りもありましたし。その頃に、さとゆみさんのライティングゼミを受けたかったです(笑)。
Q13:テープ起こしをする時に、インタビュー取材に関しての反省や気づきは得られるとしても、原稿の書き方はどうやって習得していったんですか?
A13:原稿に関しては、おそらく社内のライターさんが添削してくれていたんですが、「てにをは」や、主語と述語のねじれ、のような部分の直しはあまり入らなくて。ただ、相場観のところで「ちょっとピントが合っていない」というニュアンスの指摘を受けたんです。
それはドクターを取材して、その先生を紹介する時にどこまで書けばいいのか、みたいな部分です。たとえば、先生が「学生時代に全然、勉強しなかった」と仰った言葉を、ただそのまま書くのか、そのエピソードをあとで生かすためにあえて書くのか、って判断が違うと思うんですけど。最初のうちはそういったピント合わせで赤字をいただくことが結構ありました。
Q14:自分ひとりで書けそうだと思うようになるまで、どれくらいの期間でしたか?
A14:1年くらいかかっているかもしれないです。取材するのはすごく楽しかったんですけど、書くことはスランプに陥ってしまった時期がありました。当時は、書くのがすごく怖くて、苦しい時期が3ヶ月くらい続いて。私はライターに向いてないのかもしれない、と挫折しそうになったんですよね。
ただ、その時に会社の方から「ピントが合っていないだけで、そこが合わせられた大丈夫だと思いますよ」とアドバイスをいただいて。そんな風に仰っていただけて、根本的にダメというわけじゃないならと思って、もう一度取り組み始めたんです。
当時は本当に書くことが怖かったんでしょうね。今思えば、年齢的に最初からちゃんとできていないといけないんじゃないか、というプレッシャーを自分で自分にかけてしまっていたんですよね。原稿を書いてから納品するまで、いつまでも直し続けていました(笑)。
Q15:でもそれが、今のこずえちゃんの書く力に繋がっているのかもしれないですね。辞めてからしばらくの間は収入が少なくても生活できる状態に準備していたんですか?
A15:出版社の営業を辞めた時に退職金が出たので、そこから捻出していました。未経験から始めたライター業なので、1年間ぐらいは何とかしのげるような状態で続けていました。
Q16:もしライター1年目のこずえちゃんみたいな仕事をされている方がいたら、今のこずえちゃんなら、どんなアドバイスをしますか?
A16:さとゆみさんのゼミを受けた影響もありますけど、「作戦を練ること」がとても大事だな、と今は思います。たとえば、何か目標があって、そのためにインタビュー経験を積みたいなら、単価が安くてもインタビュー案件を多く持っているところで仕事をする、とか。今できることだけをするのではなくて、その次に何をしたいか、そのためにどういうステップをたどっていくのか、などを考えながら進めていくといいのかな、と思います。
Q17:今回、私のライティングゼミを受けてくださった動機やきっかけは何だったんですか?
A17:ひとつは、もう少し広い分野で仕事をしてみたいと思ったからです。これまで医療業界の中で横にスライドしていく形で仕事を増やしてきたように、別の業界でも何か書けないかと考えていたんです。そのための繋がりを広げたいなと思うようになりました。
それともうひとつ、「もっと自分の旗を立てよう」と思って(笑)。医療ライターの需要はなんとなく耳にするんですけど、必死で探してもらえるほどではないな、と感じていたんですね。なので、しっかりと自分を探して求めてもらえるライターになりたいと思って、このゼミにたどり着きました。
そもそも、医療ライターと名乗り始めたのもつい最近の話なんです。もっとキャリアのある方もいるのに、まだまだ私は名乗る資格がない、と思ってしまっていました。
Q18:謙虚すぎる! こずえちゃんのその謙虚な性格は、原稿にも表れていると思うし、丁寧さと慎重さも原稿から伝わってきます。原稿に乱暴な部分がまったく無くて、危うさを全然感じない、「安心安全の、ゴールド免許ドライバー」みたいな感じ。(笑)
A18:本当ですか? でも、それはそれで課題を感じているんですよね。
今日は直前で急遽このラジオトークに参加しましたが、もし予定どおりのスケジュールだったら当日は丸一日使って答える準備をしていたと思います(笑)。それくらい慎重な性格なので、今日は飛び入り参加になってかえって良かったなと思いました。私としては、もっと思い切って書ける「スピードドライバー」になってみたい、というのが本音です。
Q19:とても真面目なのね。でも、安全運転ができないことには、スピードも出せないと思うから、順番としてはいいと思います。原稿は丁寧に見直すタイプ?
A19:書く時間よりも直す時間の方が長いんじゃないか、というくらい直します。締め切りに間に合わなくなってしまうので、書き終えた原稿を何日も寝かせることはしませんが、ほかの作業と並行しながら原稿を1日2時間くらいかけて、3日間ひたすら直し続ける、みたいな感じで、とにかくギリギリまで直しています。
Q20:編集者からすると、ものすごく安心感がありますね。私も、そういうライターになりたかった人生でした(笑)。
A20:納品後の直しの時間も考えると、速いライターさんの方が助かる、という編集者さんもいますよね。そのことを頭では理解しつつも、自分の限界までやりきったと思えないと、あまり良いものにならない気がしちゃうんです。「現時点では、自分のできる限りのところまで頑張った原稿です。でも、すみません!」と言える原稿を出しています。
だけどやっぱり、さとゆみさんのようなスピード感がもっと欲しい。
Q21:素晴らしい! その姿勢、私も見習わねば、と思いました。そんなこずえちゃんがライティング講座を受けていただいて、変わったことや学べたことは何かありましたか?
A21:最初は、自分の強みを見つけたいと思って参加したんですが、かえって弱みがたくさん見つかりました(笑)。ネガティブな感じではなくて、そのおかげで自分のやるべきことがよく分かったんですよね。
文章のテクニックなどをきちんと習ったことが無かったので、そういう部分を習いたい気持ちが最初の頃はありました。だけど、それより前の部分が大事だと分かったのが大きいです。さとゆみさんやゼミ同期のみなさんから、書きたい気持ちがビシビシと伝わってきて、刺激を受けたことが強く印象に残っています。その時、書くためのモチベーションや、誰かに言葉を届けたいと思って書く気持ちが、自分には不足しているな、と感じたんです。
Q22:でも、その気持ちって、足りないとわかったからといって、突然わき上がるものでもないですよね?
A22:そうなんですよね。どうして私にはその気持ちが足りていないのかな、と考えてみたんです。もしかしたら、今までの仕事は依頼された企画に沿って動くのみだったことが原因かもしれないな、と思いました。
今回、ゼミの中で取り組んだ「企画を立てる」課題を通じて、もっと自分の中からわき上がるものを見つけていきたい、という風に気持ちが変わって。今まで自分から企画を提案することが無かったんですけれど、そこを1からやっていこう、と思うようになりました。
Q23:たしかに、自分で企画を立てられるようになると、仕事がすごく楽しくなると思います。特にこの仕事は、会いたい人に会えたり、聞きたいことが聞けたりもするので。
A23:安全な感じで書いていくところから、もっと自分が楽しんで能動的に仕事を進めていく方にシフトしていくタイミングだと思っています。そして、ゼミには書きたい気持ちが溢れて、もはや大爆発しているような同期生がたくさん居て、すごく感化されました。書きたい気持ちが、課題の原稿からもほとばしっていて。それが、ものすごく羨ましいなと思って。
今までの私は、「原稿を納品すること」をゴールにしていたんですよね。もちろん、取材は楽しいし、取材相手のことも大好きになって書いていますよ。だけど、「これを届けたい」の手前にある、「原稿としてまとめるところ」を見てきたんだな、と気づかされました。
Q24:こずえちゃんが持っていたゴールは決して間違っていることではないし、編集者からするとありがたいことだと思います。ただ、さらにこの仕事を楽しむためにもっと能動的に関わろうと思ったことは、こずえちゃんにとって良い気づきなのかもしれないですね。
A24:自分のインタビュー方法についても学びがありました。私は今までの仕事で、書くことのスランプこそあったものの、インタビューは最初から難なく取り組めたと感じていて、自分はインタビューに向いていると思っていたんです。それなのに、さとゆみさんにインタビューして原稿を書く、という課題のインタビューでは思ったように聞ききれなくて。
さとゆみさんからも、もっと踏み込んでみても良いかもしれない、とアドバイスをいただきましたよね。
なんとなく慣れているし、できると思っていたインタビューでも、こうやって学べたことでもう一歩前に進める、と感じています。
Q25:もともと「安全運転」で仕事ができるこずえちゃんだからこその学びだよね。たしかに課題のインタビューはとてもスムーズで心地よかったんだけど、「なでられている」という感じでもあったなあって。なめらかすぎるというか。もう少しゴリゴリ聞くところや緩急があってもいいし、予定外の話題には思いきって乗っかってもいいのかもしれない、っていう話をしましたよね。安心なレベルをクリアしているからこそ、もっと原稿もドラマティックに、ビビッドにするための取材方法があるのかな、と。
A25:そうなんですよね。たしかに、相手に気を使ってしまうので、そこからもう少し踏み込んでいけたら、もっとおもしろいものが出てきそうだな、と思えました。
Q26:そもそも、こずえちゃんほど礼儀正しくて全方向配慮できる人がちょっとくらい粗相したところで、それは猫パンチレベルでしかないのよ。だから、心配せずに猫パンチを繰り出せばいいと思います(笑)。
A26:猫パンチ(笑)。それはすごく良いことを聞けました。あまり怖がらずに冒険するように意識してみます。
怖いといえば、さとゆみさんの講座で赤字を入れてもらってから、仕事の原稿でもらう赤字にもダメージを受けなくなりました。さとゆみさんが「赤字のぶんだけ成長するから、たくさん赤字があった方が良い」って話されていたことは、本当にそうだなと。
あとは、もともとのっぺりした原稿だと、文章や文字の直しレベルでしか赤入れしづらいじゃないですか。だから、多少粗い原稿でも、ちょっとした動きのある原稿を書けるようにチャレンジしていきたいと思いました。なでながら、猫パンチを繰り出していきます(笑)。
Q27:それは、良い傾向だと思う。編集者目線で言うと、尖った原稿を研磨して丸めることはできるけど、すでに丸いものを尖らせて記憶に残る文章にすることって、実はとても難しいんですよね。
A27:それって、本当に、根本の部分ですよね。実は今日、同期生とランチをして、書くことについて話していた時に、「私は最後に原稿のやすりをかけすぎるのかなぁ」と、自分でなんとなく思ったんです。粗くても、おもしろいポイントを、わざわざ自分で必死にやすりをかけて、「無味無臭」みたいな原稿を出していたな、と思いました。なめらかになるまで、ひたすら原稿にやすりをかけてしまうんです。
Q28:今までの原稿を決して否定するわけではないし、やすりが必要な原稿もあるじゃないですか。そして、そういうところでこずえちゃんの原稿は重宝されるはず。ただ、人のドラマみたいなテーマを扱うときは、山あり谷ありの原稿でも良いと思うんですよね。そして、その山や谷は、書くときだけではなくて、取材で素材を集めるときから必要になってくるから、インタビューに工夫を入れるのも悪くないんじゃないかな、と思います。
A28:はい。原稿を書くのに努力が必要だと自覚はしていましたが、私の場合は取材の段階からですね。もう一歩踏み込んで、猫パンチをしてみます。
Q29: (笑)。こずえちゃんのように同じ職種の人への取材が多いのであれば、毎回これだけは全員に聞くという定点観測の質問を持っておくのも楽しいですよ。
A29:なるほど! それ、楽しそうですね。今まで「媒体」にあわせて取材の質問をしていましたが、「自分」が聞きたいもので1つ決めた質問の答えを集めていくの、良いですね。ぜひ実践してみようと思います。
Q30:ぜひ。今後の目標や、やってみたい仕事はありますか?
A30:色々あります。今まで医療業界の媒体で書くことが中心だったので、たとえば一般向けの媒体で医療のことを書かせてもらうなど、業界の外で医療について書いてみたいです。
あとは、日本中のドクターを取材して、自分なりに発信していけたらいいなとも思います。特に、ストーリーを届けられるような。医療情報とはまた別に、たとえばドクターとしての生き方とか、ドクターの想いとかをストーリーにして発信していくことができるのは、ライターじゃないかな、と思っているんですよね。
Q31:すごく素敵だと思います。私の好きな本で、たくさんの料理人の方のストーリーを書いた『シェフを「つづける」ということ』という本があるんです。この著者さんは、コロナ禍で飲食店の営業が厳しくなった時、料理人の方たちがどうやって頑張っているかを、ご自身のnoteで発信されていたんですよね。これこそ業界に精通したライターこその仕事だよな、と私はすごく触発されました。こずえちゃんは、この医療版みたいなものを書けるような気がします。
A31:すごくワクワクしてきました。その書籍も、気になっていました。すぐに読んでみます。
Q32:ぜひ。今日は急遽の参加、本当にありがとうございました。最後に、2期の受講を考えている方へ向けてメッセージをいただけると、ありがたいです。
A32:私は「こんなレベルでライターやっていたの?」なんて厳しいことを言われたら立ち直れないかもしれない、とドキドキしながら参加しました。だけど、すごく温かい雰囲気のゼミで、「ダメだ」と否定されることは一回もなかったです。むしろ、自分が成長するためのヒントをたくさん伝えてもらったので、ライター経験ある人にとってもすごく学びのあるオススメの講座です。
初心者の方も、最初にこういう講座を受けた方が絶対に良いと思います。それは私がライターを始めた最初の経験から、身をもって感じています。ぜひ早い段階でゼミを受けてみてほしいです。
(文/構成・ウサミ)
プロフィール
安藤 梢(あんどう こずえ)1980年福島県生まれ。千葉県在住。実用書・ビジネス書の出版社に7年間勤め、営業職として首都圏、九州の書店営業を担当。2013年から「人の話を聞く仕事がしたい」という思いで、フリーランスのライターへ転身。現在は、医師や研修医に向けたヒューマンドキュメント誌『ドクターズマガジン』での取材、執筆をはじめ、医療系のWeb、病院広報誌などでインタビュー&ライティングを行っている。
Twitter:@kozue_and
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